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Shinyo #99
右ヘアピン

久保晶 #84
ダート

Shinyo #99
ダート入口

久保晶 #84
最終コーナー

Shinyo #99
右ヘアピン

久保晶 #34
ダートジャンプ

Shinyo #99
ダート

MOTO1オールスターズ 第5戦 スポーツランドSUGO
▼#99 Shinyo SANO レポート

佐野新世 8月にも入り、猛暑の続く毎日。東北の宮城県の山奥にあるSUGOサーキットに来れば少しでも涼しくなるかと思ったのですが、その日は30度を超える気温で全く涼しくはなかったです。アスファルトの照り返しなどでさらに暑さを増していました。
  コースは去年の高速なレイアウトとは変わり、タイトなコーナーが多く、低速から中速を良く使う狭いレイアウト。ダートは右コーナーのみでジャンプは低めのものが設定されています。ダート区間の距離でいうと100mから150mぐらいで特に長いとはいえません。ターマック部は普段に埼玉県の桶川スポーツランドで練習している僕には、コーナーの形状やスピードレンジが似ている為、マシンのセッティングも似ていて練習の成果が出るかもしれないという期待はチーム内でありました。前日の練習でもまあまあのペースで走ることが出来て、調子は良かったです。

  朝の練習走行は前日使ったタイヤを使い、それでも前日より良いタイムが出てフィーリングが良く、その勢いのままタイムアタックに新品タイヤを履いて挑みました。55秒台しか出なかったのが、タイムトライアルでは54秒849となんとか目標の54秒台に到達。18台中11番手のタイムと全体を見れば、まあまあのポジションです。(トップは松本選手で52秒237)

  この後のmoto1の予選ヒートレースはAとBに9台ずつ分かれ10周で順位を争います。ここでの順位が決勝のスターティンググリッドを決めます。ヒートレースは6番手スタート。レッドシグナルが消えてスタート。僕の中では十分うまくスタートしたにもかかわらず、更にうまくスタートしたライダーが後ろから数台来て1コーナーから2コーナーにかけて抜かれてしまいました。これがまた一番抜きにくいライダー(挙動が不安定で動きが読めない)に抜かれてしまい、2、3度イン側にフロントタイヤを入ったりして抜きに掛かりましたが、完全にブロックされ歯が立ちませんでした。それを繰り返しているうちに僕のペースも乱れ、そして心も乱れ、いつもは通らないラインから無理矢理立ち上がってインを差そうと思った瞬間、やはりアウトから簡単にかぶせられて、数センチでぶつかりそうになった僕はブレーキを強めにかけてしまい、ストッピー状態(後輪が浮き前輪のみで走る状態)になり、そのままマシンごと前転。手をつかずに顔面から落ちてしまって、数秒間コースのど真ん中で倒れていましたが、体は何ともなさそうなのですぐに起きてマシンをチェックし再始動。打った時の足が痛く、なかなかエンジンが掛からなくて掛かった時には既に遅し。周回遅れになってしまっていました。完走はしておこうとゴールまで走りましたが、結果はもちろん最下位の9位。
ゴール後はやはり転倒の時にぶつけた両ヒザが痛み、午後3時過ぎから始まる決勝までヒザを冷やして安静にする事にしました。この時、一番テンションが低く辛いものでした。というのも過去5年間ここのSUGO(菅生)サーキットのレースでは一度も良い成績を残しておらず、今回の車検は誤差が多い計測方法などで何度も落とされ、予選のレースでは転倒と「今回もだめか」と思っていました。しかし、安静にしている間に、壊してしまったマシンをメカニックがせっせと修理して走れる状態にしている様を見ていたら、なんとかして最後まで走ろうという気持ちになり、18台中の17番手スタートですが、黙々と走ればなんとか順位は上がるだろうとプラスの考えになりました。

  決勝前には、安静にしていたおかげでだいぶ歩ける様になったので、予定通り決勝に出場する事にしました。お昼過ぎは30度越えで暑かったですが、決勝が始まる15時過ぎには、だいぶ暑さも抑えられてきて、更にやる気が出てきました。決勝は16周で争われます。グリッドでの選手紹介も終え、1周のウォーミングアップラップを終えグリッドに付き、レッドシグナルが消えスタート。いつも通りスタートはうまく行き数台をパス。1コーナーではイン側が混雑していたので大外から一気に抜きに掛かり、一気に5台ぐらい抜いた感じでした。最初のダートで大混乱していて、上位のライダーが3台ぐらい転倒。その後ラップを重ねるごとに転倒者が続出。僕は予選ヒートの様な無理な走りはやめて、丁寧に落ち着きながら走りました。後ろにはぴったりと常にライダーが居る状況で、性格上あまり攻撃的に走れない僕はひたすら淡々と走っていたので、ジャンプでいつも横に並んでいたアプリリアのライダー金児隆太選手(スタートは18番手で隣でした)に抜かれてしまいました。彼は攻撃型のライダーなので、ぴたっと後ろにへばりついていれば一緒にどんどん前に行けると思い、コバンザメの様にふっついて走り続けました。予想は的中し、次から次へと一緒に順位を上げることが出来、少し走りに余裕が出来た時に、初めてメカニックが出しているピットボードを見た時には、もうラスト2周と表示が。そしてその上には6番手と表記が出ていて一瞬見間違いかと思いましたが、レース中は喜んでもいられずひたすら前のバイクに付いて行き、あとは残りの周回を転倒せず確実に走り続けました。最後の最後で周回遅れの車両が間に入ってしまい、ラインを譲ってもらえず前との差が2秒開いた所でそのままゴール。
6位が本当なのかどうなのかわからないままパドックに戻ると、入賞者のみ行なう車両保管が僕にもあったので6位である事を確信しました。この車両保管の再検査でマフラーの音量がオーバーして車検落ちする場合もあるので、通るまでは喜びを顔に出せる状況ではありませんでしたが、なんとか無事に通りチーム員みんなで喜びました。表彰式は3位までしかありませんでしたが、目標だった一桁順位と今季初のポイントを両方得ることが出来とても満足しています。6位という飛び級したような成績が残せたのも、ご協賛各社様、お応援をして下さった方々、チームスタッフのおかげだと思っております。本当にありがとうございます。普段のトレーニングが少しでも生かすことが出来、成績に結びついたので、さらなる練習とトレーニングを行なって上を目指したいと思います。これからも応援のほどよろしくお願いいたします。

タイムアタック  11番手(54秒849)
予選ヒートAクラス 9位(6番スタート)
決勝        6位(17番スタート)

モトアヴァンティレーシング
佐野 新世

MOTO1オールスターズ 第5戦 スポーツランドSUGO
▼#84 久保晶 レポート

久保晶今回からマシンは09年式を投入。
今まで色々なマシントラブルを抱えて走っていたが、今回から気持ちよく走れるだろうと期待してSUGOに挑んだ。

【土曜日】 練習走行 今回のSUGOも初めて走るコースです。
予想以上にテクニカルな感じで、路面がとても滑る。
転倒者がとても多く、僕もたくさん転びそうになったが、運が良かったみたいで転倒せずに前日練習を終わることができた。

【日曜日】
蒸し暑くキャブのセットがなかなか合わない。試行錯誤しながらとりあえず何とかした。
練習走行
前日とほぼ同じコンディションだったので様子を見ながら軽く走った。

タイムアタック
1週目から調子がいい。
いつもはスロースタートな感じなだけにいいタイムが出そうな気配。
しかし4週目くらいからマシンの調子が悪くなった。しょうがなく走行をあきらめピットにもどる。
原因はスロージェットが緩んでいた。大きなトラブルではなく安心したけど、調子が良かっただけによいタイムが出せずに残念。

予選
当日欠席や前日練習の負傷等で数台がいなくなったため予選落ちはなし。
抜きどころがないこのコースではスタートが勝負。気合を入れ、スタートでとりあえず前者を抜いた。
しかし、まさかの転倒。何かを踏んだ?という感じ。
ハイサイドではなかったので、転倒して滑りながらハンドルしがみつき、クラッチを握りながらアクセルをあおる。
エンジンは止まらなかったけど、最後尾に。必死に追い上げるも1台抜いて終了。
予選落ちが無かったから助かった。

決勝
後方グリットのから追い上げる人。みたいなイメージに僕はなってしまったが・・・また定位置からのスタートです。
後ろには2台しかいないので、全力でスタートするだけです。 赤信号が消えてスタート。
1コーナの突っ込みで前車がアクセルを戻した瞬間、気合でスロットルを戻さずに早速1台パス。
その前の5台くらいは列になっていて全開になっていないようだ。
これはすごくチャンスだと思い、そのイン側を全開で走る。
2コーナーの進入で僕が前に出た。
そして次は得意のダートです。
ホコリがひどく前が見えない。前を走っているライダーは慎重なようだ。
モタードのダートセクションはあまり荒れていないから、吹っ飛びそうになったらバイクにしがみつけばなんとかなります。
ジャンプと転倒者、ダート出口のブレーキだけ気にすれば転ばないと思います。だから前が見えないけど全開で走り、ここでもパスすることができた。
ここまで8台くらい一気に抜いたが、ターマックで転びそうになり1台に抜かれた。僕の前は6台くらいの団子になっており、必死にくらいついていく。2週目の1コーナで抜かれたものの、すぐにダートで抜き返し、順位をキープ。がんばっているが、前の集団から少しずつはなされてゆく。
高速コーナーが遅いのは分かっているが、うまく走れないし、抜かれないようにするのが精一杯でした。
終盤では1台パスでできそうだったが、14週走りきりチェッカー。
結果は11位でした。
1桁順位ではなかったのが残念でしたがこの後行われたMOTO1クラスで佐野選手が6位でした。
チーム関係者が気持ちよくレースを終えることができて最高でした!
新世さんおめでとうございます。

モトアヴァンティレーシング
久保晶

MOTO1オールスターズ 第5戦 スポーツランドSUGO
▼メカニック 坂井 レポート

久保晶 今回は、色々とトラブルが発生して忙しいレースになってしまいました。
前日の車検では、マフラーの音量とオイルキャッチタンクで車検が不合格になってしまいました。マフラーの音量は、エンジンのノイズを拾ってしまい、規定値をオーバー。オイルキャッチタンクは、ホースの取り付け部分が甘いと指摘を受けました。両方共なんとか処理し、当日の朝に車検を合格。SUGOの車検は、厳しかったというより、曖昧に済ませていた部分を改めさせられました。ヒートレースでは、佐野選手が転倒してしまい、ツインサイレンサーがその場では修復不可能な損傷をしてしまいました。予備で持ってきていた純正サイレンサーに交換をし、キャブレターを再セッティング、他の損傷した部分を修復・交換して、決勝までに、準備を間に合わせ万全な状態にできました。
決勝では、17番スタートから6位でゴールという、とても嬉しい結果になりました。今回は、色々なトラブルに見舞われましたが、頑張ってマシンを仕上げてきて本当に良かったと思います。次回のレースもベストな状態を出せる様に頑張って行きたいと思います。

モトアヴァンティレーシング
メカニック 坂井 洸至

CopyRight English Translation